初めて猫を迎えるとき、「どの猫種が飼いやすいのか」はとても気になるポイントです。アメリカンショートヘア、ラグドール、ブリティッシュショートヘア、ロシアンブルーなどは、性格や被毛の扱いやすさから候補に挙がりやすい猫種です。
ただし、猫の飼いやすさは猫種名だけでは決まりません。性格、年齢、育った環境、健康状態、被毛の長さ、運動量、飼い主の生活リズムによって、合う・合わないは大きく変わります。
「初心者向き」と紹介される猫種でも、ブラッシング、体重管理、遊び、トイレ掃除、脱走対策、通院は必要です。反対に、活発な猫種や長毛種でも、生活環境を整えられる家庭ならよいパートナーになることがあります。
この記事では、初心者が猫種を選ぶときに見るべきポイントと、候補にしやすい猫種を整理します。安易なランキングではなく、「どんな家庭に合いやすいか」という視点で解説します。

初心者に飼いやすい猫種を考える前に
まず大切なのは、「飼いやすい猫種=手がかからない猫種」ではないということです。
猫は犬のような毎日の散歩は基本的に必要ありませんが、室内環境づくりはとても重要です。トイレ、爪とぎ、上下運動、隠れ場所、脱走防止、食事管理、遊び時間が足りないと、どの猫種でもストレスや問題行動につながります。
環境省も、猫は上下運動できる場所やリラックスできる場所を整えれば室内で飼うことができるとし、猫の安全のためにも室内飼育に努めることを呼びかけています。【出典:環境省「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」】
また、猫種ごとの性格はあくまで傾向です。同じアメリカンショートヘアでも、活発な子、控えめな子、抱っこが好きな子、近くにいるだけで満足する子がいます。
初心者が失敗しにくい選び方は、「人気猫種だから」「見た目がかわいいから」だけで決めるのではなく、次のような現実的な条件と照らし合わせることです。
- 毎日どれくらい遊べるか
- ブラッシングや掃除にどれくらい時間を使えるか
- 留守番の時間は長いか
- 子どもや先住ペットがいるか
- 大型猫を迎えられる広さと費用があるか
- 遺伝的な病気や体質について確認できるか
猫種選びは、かわいさよりも「生活に合うか」を優先したほうが、猫にとっても飼い主にとっても負担が少なくなります。
飼いやすさを見る5つの基準
初心者が猫種を比較するときは、次の5つを見ると判断しやすくなります。
① 人との距離感
人のそばにいたい猫もいれば、近くにはいるけれど抱っこは苦手な猫もいます。初心者の場合、「甘えん坊」だけを期待すると、猫らしいマイペースさに戸惑うことがあります。
迎えやすいのは、人に慣れやすく、過度に神経質すぎず、かつひとり時間もある程度持てるタイプです。
ただし、甘えるかどうかは個体差が大きいため、猫種説明だけでなく、実際の性格、譲渡元での様子、触られ方への反応も確認しましょう。
② 運動量と遊びの必要度
活発な猫は見ていて楽しく、遊びを通じて関係を築きやすい一方、退屈しやすい面があります。
ベンガルのように運動量や刺激の必要度が高い猫種は、毎日しっかり遊べる家庭には向きますが、「静かに寝ていてほしい」という家庭ではミスマッチになりやすいです。
初心者は、極端に運動量が多い猫種より、短時間の遊びを毎日続ければ満足しやすい猫種のほうが暮らしやすいでしょう。
③ 被毛の手入れ
短毛種は長毛種より毛玉ができにくく、ブラッシングの負担は軽めです。そのため、初めて猫を迎える人には、短毛種が候補にしやすいです。
ただし、短毛でも抜け毛はあります。換毛期には毛が舞いやすく、ブラッシングや掃除は必要です。
長毛種は見た目が華やかですが、毛玉、抜け毛、ブラッシング、場合によってはトリミングの手間が増えます。ラグドール、ペルシャ、ノルウェージャンフォレストキャット、メインクーンなどを迎えるなら、被毛ケアの時間を確保できるかを先に考えましょう。

④ 留守番への向き不向き
猫は単独行動が得意なイメージがありますが、長時間の留守番が平気とは限りません。人との関わりを好む猫、退屈しやすい猫、生活リズムの変化に敏感な猫もいます。
留守番が多い家庭では、次の環境づくりが必要です。
- 安心して眠れる場所
- 窓辺など外を観察できる場所
- 複数の爪とぎ
- 誤飲しにくいおもちゃ
- キャットタワーやステップ
- 清潔なトイレ
- 新鮮な水
「留守番できる猫種」を探すより、留守番中も退屈しにくい室内環境を作れるかを見たほうが現実的です。
⑤ 健康面と費用
猫種によって、注意したい健康面は異なります。スコティッシュフォールドなら骨や関節、ペルシャなら被毛や顔まわりのケア、ラグドールやメインクーンなど大型猫なら体重管理や生活スペースを意識したいところです。
健康リスクがある猫種を避けるべきという話ではありません。大切なのは、迎える前に体質や病気の傾向を知り、信頼できる譲渡元・ブリーダー・動物病院とつながれるかです。
購入費用だけでなく、フード、猫砂、医療費、保険、通院、ブラッシング用品、キャットタワーなどの維持費も含めて考えましょう。
初心者が候補にしやすい猫種
ここでは、初心者が候補にしやすい猫種を紹介します。順位ではなく、暮らし方ごとの相性で見てください。
アメリカンショートヘア
アメリカンショートヘアは、初めて猫を迎える人が候補にしやすい代表的な猫種です。TICAでは、穏やかで扱いやすく、さまざまな家庭に適応しやすい猫種として紹介されています。【出典:TICA「American Shorthair」】
短毛で手入れしやすく、体つきも自然でバランスがよいのが特徴です。遊び好きな面もあるため、猫じゃらしやボールで毎日短く遊ぶと満足しやすいでしょう。
一方で、食べすぎや運動不足には注意が必要です。穏やかだからといって放置すると、肥満や退屈につながることがあります。
向いている家庭は、初めて猫を迎える家庭、短毛で比較的手入れしやすい猫を探している家庭、猫と適度に遊びたい家庭です。
関連記事:アメリカンショートヘアの性格と特徴を解説!|飼いやすさ・注意点は?
ブリティッシュショートヘア
ブリティッシュショートヘアは、丸い顔としっかりした体つき、落ち着いた雰囲気が魅力の猫種です。TICAでは、やや控えめながら愛情深く、独立心もある猫種として紹介されています。【出典:TICA「British Shorthair」】
抱っこで長く構われるより、そばで静かに過ごす距離感を好む個体もいます。仕事中や家事中に、同じ部屋で落ち着いて過ごしてくれる猫を求める人には合いやすいでしょう。
注意点は、体重管理です。がっしりした体つきなので、太っても「大きいだけ」に見えやすいことがあります。フード量と遊び時間を管理し、太りすぎを防ぎましょう。
向いている家庭は、落ち着いた猫と暮らしたい家庭、べったりしすぎない距離感を好む人、比較的静かな室内環境を用意できる家庭です。
関連記事:ブリティッシュショートヘアの性格と特徴を解説!|飼いやすさ・注意点は?
ラグドール
ラグドールは、大きな体、青い目、穏やかで愛情深い性格が魅力の猫種です。TICAでは、大型で愛情深く、比較的落ち着いた性格の猫種として紹介されています。【出典:TICA「Ragdoll」】
人との距離が近く、ゆったりした猫と暮らしたい人に向きやすい猫種です。活発すぎる猫より、落ち着いて一緒に過ごせる猫を探している家庭では候補になります。
ただし、ラグドールは大型で、成長に時間がかかる猫種です。体格に合ったトイレ、キャットタワー、ベッド、キャリーを用意する必要があります。長めの被毛もあるため、ブラッシングの習慣も欠かせません。
向いている家庭は、ゆったりした大型猫と暮らしたい家庭、ブラッシングの時間を取れる家庭、猫との距離が近い暮らしを望む人です。
関連記事:ラグドールの性格と特徴を解説!|飼いやすさ・注意点は?

ロシアンブルー
ロシアンブルーは、ブルーの短毛とグリーンの目が印象的な猫種です。TICAでは、静かな傾向があり、家族には愛情深い一方、知らない人にはやや控えめな面がある猫種として紹介されています。【出典:TICA「Russian Blue」】
短毛で手入れしやすく、比較的静かな猫と暮らしたい人には候補にしやすい猫種です。生活リズムが安定している家庭では、落ち着いて過ごしやすいでしょう。
一方で、環境の変化や大きな音が苦手な個体もいます。来客が多い家庭、急な生活変化が多い家庭では、隠れ場所や安心できるスペースをしっかり用意したいところです。
向いている家庭は、静かな住環境の家庭、短毛で美しい被毛の猫を探している人、猫のペースを尊重できる人です。
関連記事:ロシアンブルーの性格と特徴を解説!|飼いやすさ・注意点は?
スコティッシュフォールド
スコティッシュフォールドは、丸い顔立ちと折れ耳の印象が強く、穏やかな猫として知られています。TICAでは、家族との時間を好み、他の猫種より活動量が控えめなことがある猫種として紹介されています。【出典:TICA「Scottish Fold」】
性格面だけを見ると、初めて猫を迎える家庭でも候補に上がりやすい猫種です。人の近くで過ごすことを好む個体も多く、室内で落ち着いた関係を築きたい人には魅力があります。
ただし、スコティッシュフォールドは健康面の理解が必須です。折れ耳に関わる骨や関節の問題、体重管理、しっぽや足の違和感に注意する必要があります。見た目だけで選ぶのは避け、親猫の健康管理やブリーダーの説明、動物病院での相談を重視しましょう。
向いている家庭は、健康面の注意点を理解して迎えられる家庭、体重管理や定期的な観察を続けられる人、穏やかな猫と暮らしたい人です。
関連記事:スコティッシュフォールドの性格と特徴を解説!|飼いやすさ・注意点は?
メインクーン
メインクーンは、非常に大きな体とふさふさの被毛が特徴の大型猫です。TICAでは、体は大きいものの、穏やかで友好的、人や他の動物とも暮らしやすい傾向がある猫種として紹介されています。【出典:TICA「Maine Coon」】
性格面では初心者にも魅力的ですが、体格の大きさが現実的なポイントになります。大型トイレ、大きめのキャリー、安定したキャットタワー、十分な食事量、抜け毛対策など、小型から中型の猫より準備するものが大きくなりやすいです。
また、遊び好きな個体も多いため、体を動かせる空間と時間が必要です。狭い部屋でも飼えないわけではありませんが、上下運動と休める場所をきちんと作る必要があります。
向いている家庭は、大型猫の飼育スペースと費用を確保できる家庭、ブラッシングを続けられる人、穏やかで存在感のある猫と暮らしたい人です。
関連記事:メインクーンの性格と特徴を解説!|飼いやすさ・注意点は?
ノルウェージャンフォレストキャット
ノルウェージャンフォレストキャットは、豊かな被毛としっかりした体つきが魅力の大型猫です。TICAでは、穏やかで環境に適応しやすく、遊び好きな面もある猫種として紹介されています。【出典:TICA「Norwegian Forest」】
人との距離感は近いものの、常に抱っこされるより、少し離れた場所から家族を見守るような個体もいます。猫らしい独立心を尊重できる家庭に向きやすいでしょう。
注意点は、被毛ケアと暑さ対策です。長毛で密度のある被毛を持つため、換毛期は特にブラッシングが必要になります。高い場所を好む個体もいるため、キャットタワーや棚など、上下運動できる環境も用意したいところです。
向いている家庭は、長毛猫のケアを楽しめる人、大型猫を迎えられる環境がある家庭、落ち着きと遊び好きの両方を求める人です。
関連記事:ノルウェージャンフォレストキャットの性格と特徴を解説!|飼いやすさ・注意点は?
ペルシャ
ペルシャは、長く豊かな被毛と穏やかな性格が魅力の猫種です。TICAでは、静かで穏やかな環境を好み、落ち着いて過ごす傾向がある猫種として紹介されています。【出典:TICA「Persian」】
性格だけを見ると、静かな猫と暮らしたい人には候補になります。ただし、初心者にとっては被毛ケアの負担が大きい猫種です。毎日のブラッシング、目まわりや顔まわりのケア、毛玉対策を続けられるかが重要です。
「おとなしいから飼いやすい」と考えるより、「穏やかだけれど手入れは多い猫」と考えたほうが現実的です。
向いている家庭は、ブラッシングや顔まわりのケアを毎日続けられる人、静かな環境を用意できる家庭、長毛猫の手入れを負担に感じにくい人です。
関連記事:ペルシャの性格と特徴を解説!|飼いやすさ・注意点は?
ベンガル
ベンガルは、野性味のある模様と活発な性格が魅力の猫種です。TICAでは、好奇心が強く、運動量が多く、知的でトレーニングもしやすい猫種として紹介されています。【出典:TICA「Bengal」】
猫とたくさん遊びたい人、知育トイやキャットタワーを使って積極的に関わりたい人には、とても魅力的な猫種です。
一方で、初心者にとって「楽な猫」ではありません。退屈すると問題行動につながりやすく、十分な遊び、上下運動、探索、刺激が必要です。
向いている家庭は、毎日しっかり遊べる人、活動的な猫との暮らしを楽しめる家庭、部屋づくりに手間をかけられる人です。
関連記事:ベンガルの性格と特徴を解説!|飼いやすさ・注意点は?

猫種にこだわらないなら、保護猫・雑種も候補
初めて猫を迎えるなら、血統猫だけでなく、保護猫や雑種の猫も候補になります。
特に成猫の場合、性格や生活パターンがある程度わかっていることがあります。子猫はかわいい一方で、性格がまだ読みにくく、遊びも活発で、体調管理にも気を使います。
保護団体や譲渡会では、猫の性格、留守番の様子、他の猫との相性、人慣れの度合いを聞けることがあります。初心者だからこそ、すでに性格が見えやすい成猫を選ぶのは現実的な選択です。
環境省も、飼い主に対して購入前の十分な検討や知識の習得、譲渡対象の犬猫の飼養の検討を呼びかけています。【出典:環境省「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」】
猫種記事を読んで特徴を知ることは役立ちますが、最終的には「その猫自身」を見ることが大切です。
家庭タイプ別の選び方
猫種を選ぶときは、家庭の条件から逆算すると失敗しにくくなります。
ひとり暮らし
ひとり暮らしでは、留守番時間と生活音への慣れやすさがポイントです。候補にしやすいのは、アメリカンショートヘア、ブリティッシュショートヘア、ロシアンブルーなどです。
ただし、ロシアンブルーは静かな環境を好む個体もいるため、来客が多い生活なら注意が必要です。留守番が長い場合は、帰宅後の遊び時間と、退屈しにくい環境を用意しましょう。
子どもがいる家庭
子どもがいる家庭では、猫種よりも「子ども側の接し方」が重要です。アメリカンショートヘア、ラグドール、メインクーン、ノルウェージャンフォレストキャットなどは候補に挙げやすいですが、どの猫でも乱暴に触られるのは苦手です。
猫が寝ているときは触らない、嫌がったら追わない、抱っこは大人が見ているところで行う、しっぽや足を引っ張らない。このルールを家族で共有しましょう。
留守番が多い家庭
留守番が多い家庭では、極端に人への依存が強い個体や、刺激不足に弱い猫種は慎重に考えたいところです。ブリティッシュショートヘアやアメリカンショートヘアは候補になりますが、留守番が長くても放置でよいわけではありません。
帰宅後の遊び、窓辺の観察場所、キャットタワー、知育トイ、清潔なトイレを整えましょう。多頭飼いを考える場合も、相性と導入手順が重要です。
ブラッシングの負担を減らしたい家庭
被毛ケアの負担を減らしたいなら、短毛種が候補です。アメリカンショートヘア、ブリティッシュショートヘア、ロシアンブルーなどは、長毛種よりブラッシングの負担が軽めです。
ただし、短毛でも抜け毛はあります。週1回程度のブラッシングや、換毛期の掃除は必要です。
猫とたくさん遊びたい家庭
猫と積極的に遊びたい家庭なら、ベンガル、アメリカンショートヘア、メインクーン、ノルウェージャンフォレストキャットなどが候補になります。
特にベンガルは刺激や運動を求める傾向が強いため、猫じゃらし、キャットタワー、知育トイ、探索できる環境がある家庭に向きます。
静かに寄り添う猫と暮らしたい家庭
落ち着いた猫と暮らしたいなら、ブリティッシュショートヘア、ラグドール、ペルシャ、ロシアンブルーなどが候補になります。
ただし、ペルシャは被毛ケア、ラグドールは大型猫としてのスペースと体重管理、ロシアンブルーは環境変化への配慮が必要です。性格だけでなく、日々のケアまで含めて判断しましょう。

初心者が避けたい選び方
見た目だけで決める
猫種選びで一番避けたいのは、見た目だけで決めることです。
折れ耳、長毛、大型、野性味のある模様など、見た目の魅力が強い猫種ほど、健康面やケアの注意点もあります。スコティッシュフォールド、ペルシャ、メインクーン、ベンガルなどは、魅力と同時に知っておくべきことがあります。
「飼いやすい」と言われた猫種をそのまま選ぶ
飼いやすいと紹介される猫種でも、家庭環境に合わなければ大変です。
例えば、アメリカンショートヘアは候補にしやすい猫種ですが、遊びや体重管理は必要です。ラグドールは穏やかでも、大型で被毛ケアが必要です。ブリティッシュショートヘアは落ち着いていても、抱っこ好きとは限りません。
「飼いやすい」は、あくまで自分の暮らしと合ったときに成立する言葉です。
安さだけで決める
迎えるときの価格だけで選ぶのは避けましょう。猫との暮らしでは、フード、猫砂、医療費、ワクチン、避妊・去勢、保険、トイレ用品、爪とぎ、おもちゃ、冷暖房費などが継続的にかかります。
特に猫種によっては、遺伝的な病気や定期的なケアが必要な場合があります。初期費用だけでなく、長く暮らすための費用まで見ておくことが大切です。
子猫だけで考える
子猫はかわいいですが、初心者にとっては手がかかる時期でもあります。体調を崩しやすく、食事回数も多く、遊びも活発です。
性格がある程度わかっている成猫は、初心者にとって迎えやすいことがあります。保護猫や譲渡猫を含め、大人の猫も候補に入れると選択肢が広がります。
健康情報を確認しない
猫種ごとの健康リスク、親猫の健康チェック、ワクチン、避妊・去勢、マイクロチップ、譲渡契約、飼育環境の説明は必ず確認しましょう。
かわいさに流されて確認を省くと、迎えたあとに医療費やケアで大きな負担になることがあります。
迎える前に準備したいもの
猫種が決まる前でも、基本的な準備は共通しています。
- 猫用トイレ
- 猫砂
- キャリー
- 食器
- 水飲み
- キャットフード
- 爪とぎ
- ベッドや隠れ家
- おもちゃ
- ブラシ・コーム
- 爪切り
- キャットタワーやステップ
- 脱走防止グッズ
- 掃除用品
猫にとっては、何を買うかだけでなく、どこに置くかが重要です。トイレは落ち着ける場所に置き、食器の近くは避けます。爪とぎは猫がよく通る場所や寝起きに伸びをする場所に置くと使われやすくなります。
基本グッズについては、別記事で詳しく解説しています。
関連記事:猫をお迎えする前にそろえたい基本グッズ|必要なものと選び方をやさしく解説
よくある質問(FAQ)
Q. 初心者は短毛種を選んだほうがいいですか?
手入れの負担を減らしたいなら短毛種は候補にしやすいです。ただし、短毛でも抜け毛やブラッシングは必要です。長毛種でも、毎日のケアを続けられるなら選択肢になります。
Q. おとなしい猫種なら留守番も平気ですか?
おとなしいことと留守番が得意なことは別です。退屈や寂しさ、環境の変化でストレスを感じる猫もいます。留守番時間が長い家庭では、環境づくりと帰宅後の遊びが必要です。
Q. オスとメスではどちらが飼いやすいですか?
性別だけで飼いやすさは決まりません。一般的な傾向は語られますが、実際には個体差が大きいです。性別より、性格、健康状態、避妊・去勢、家庭との相性を見て判断しましょう。
Q. 初心者に大型猫は難しいですか?
大型猫でも、スペース、費用、体重管理、ブラッシングを準備できるなら候補になります。ただし、トイレ、キャリー、キャットタワー、食費などは大きめに見積もる必要があります。
Q. 保護猫や雑種は初心者に向いていますか?
向いていることがあります。特に成猫は性格がわかりやすく、譲渡元から生活の様子を聞ける場合があります。猫種にこだわりすぎず、その猫自身の性格を見ることが大切です。
Q. 「初心者向け」と言われる猫種なら病気の心配は少ないですか?
そうとは限りません。どの猫種にも健康管理は必要です。猫種ごとの注意点、親猫の健康情報、ワクチン、避妊・去勢、通院歴などを確認しましょう。
まとめ
初心者に飼いやすい猫種を選ぶときは、猫種名だけでなく、生活との相性を見ることが大切です。
- 飼いやすさは猫種だけでなく、個体差と家庭環境で変わる
- 初心者は、人との距離感、運動量、被毛ケア、留守番、健康面を見る
- アメリカンショートヘアは、バランスがよく候補にしやすい
- ブリティッシュショートヘアは、落ち着いた距離感を好む家庭に合いやすい
- ラグドールは穏やかだが、大型猫としての準備が必要
- ロシアンブルーは静かな環境に向きやすい
- スコティッシュフォールドは健康面の理解が必須
- メインクーンやノルウェージャンフォレストキャットは、大型猫の準備と被毛ケアが必要
- ペルシャは穏やかだが、被毛や顔まわりのケア負担が大きい
- ベンガルは活発で、遊びと刺激を十分に用意できる家庭向き
- 保護猫や雑種、成猫も初心者の候補になる
猫種選びで大事なのは、「人気だから」「かわいいから」ではなく、「その猫が安心して暮らせる環境を用意できるか」です。
初めて猫を迎えるなら、候補の猫種記事を読みつつ、基本グッズ、キャットフード、しつけ、健康管理の記事もあわせて確認しておくと準備しやすくなります。


